当技術センターでは、コンクリート構造物の変状や劣化機構から非破壊検査を題材とした講義を行っています。講義内容は、損傷事例や調査方法、補修・補強事例などコンクリート構造物に関する最新の知見を含んでおり、道路管理者が構造物の維持管理を行う上で役立つ情報を提供しています。
【実習事例】
コンクリート構造物に関する変状や劣化機構を実構造物における損傷事例とともに説明し、コンクリート構造物の各種非破壊検査の測定原理や適用範囲を解説いたします。
①鉄筋探査
コンクリート構造物の鉄筋の配筋状態を把握することは、構造物の強度・耐久性を知る上で、また、その後の補修・補強を行う上で重要である。
電磁波レーダや電磁誘導法の調査方法を自ら体験することにより、調査方法や精度などについて、理解を深めていただくことができます。
②コンクリート圧縮強度推定
リバウンドハンマーにより一定のエネルギーでコンクリート表面を打撃したときに、リバウンドハンマーの跳ね返り高さ(反発度)からコンクリートの硬さを介してコンクリート圧縮強度を推定する方法です。
実習では、リバウンドハンマーを使い実構造物での測定を体験していただくことができます。
自治体の方々や学生に向けた点検デモ