首都高速道路は、密集市街地の中、公共用地を利用しながら建設されているため、トンネルやカーブが多く複雑で特殊な構造で造られています。このような道路の管理に必要な図面には、高精度で緻密な測量の平面データが使用されます。
高速道路の構造物本体に限らず、高速道路上に位置するすべての付属物を網羅した図面データの作成は、首都高速道路の台帳図でありGISの基盤として、建築・電気・機械設備関係の情報を付加して運用しています。改築・改修の保全工事にも対応し、工事完了時の図面データはリアルタイムで更新されます。また、高速道路建設工事に伴い、国や地方公共団体の道路を整備した際は、道路管理者が要求する道路台帳を整備して引渡します。
