道路インフラの規模や種類に応じた情報管理の運用支援(アセットマネジメント)を行っています。インフラのライフサイクル、メンテナンスサイクルで生成される膨大な情報を収集・適正化・登録を処理するプロセス(データガバナンス)を順守して、計画的かつ効率的な道路インフラのデータ管理(データマネジメント)を実施します。
点検・診断・補修情報
維持管理の現場で得られたデータや写真、記録などの各種点検・補修情報をスマートインフラマネジメントシステム(i-DREAMs®)におけるデータプラットフォームに格納するために、記入漏れ、属性間違い等データのクレンジングを実施します。また、必要に応じて専用データベースを構築します。
建設・保全CIM/BIM
よりスピーディーで確実な業務を可能とするために、現在、2次元で表現している道路構造物に対して、立体的に表現した3次元データを作成し、部材・部品などの属性情報と組み合わせたデータの作成を行います。
また、設計で作成した3次元データを建設に引き渡すなど、シームレスなデータ管理(データ受け渡し)のハブ的な役割も担います。
防災・交通情報
地震や大雪、大規模な台風などの自然災害発生時に、早期の道路啓開や道路交通確保に向け、総合防災情報システム上に体制の発令等の共有(デジタル掲示板)、各路線の路面等の情報、緊急点検の実施状況などを、正確に分かり易く表示します。
維持管理計画情報
道路インフラのしゅん功情報(仕様・数量等)、点検結果に基づく構造物健全性診断を踏まえ、対策案及び代替案の作成、ライフサイクルコストを考慮した事業費や供用期間の算出、費用平準化の検討など、中長期維持管理計画策定に資する情報を作成します。
管理用図書情報
橋・トンネル・照明・標識等の維持管理に必要な各種管理用図書(管理図、台帳)を作成します。また、維持修繕工事で変更される内容について、適宜修正や追加を行い最新版に更新管理します。
測量情報
道路の供用開始は、路線の指定、区域決定を経て一般に開放するもので、道路法に基づく行政行為です。供用開始手続きに必要な図面を正確な測量業務を行い作成します。また、道路区域内を対象に、土地の権利関係や使用状況並びに道路形態を整備した道路台帳を作成します。