一般財団法人首都高速道路技術センターは、前身の財団法人時代を含め、すでに39年の実績を有しています。
当センターは当初、首都高速道路公団の進める首都高速道路の建設および維持管理を技術的側面から支援するという趣旨で設立されました。当センター設立当時は約158kmであった首都高速道路の供用延長は横浜北西線の開通により約327kmとなり、その構造物も経過年数が50年以上を経過した路線が全体の約3割(約98km)、30年以上を経過した路線が6割以上(約220km)に達して、高齢化が進んでいます。
そのため現在は主に首都高速道路構造物の高齢化に対する「安全・安心」を確保するための健全度診断調査、アセットマネジメントシステム構築・運用・管理などの最先端の維持管理技術を担っております。
さらには、維持管理の効率化、防災技術の高度化及び加速するデジタル化への対応に向けて構造技術研究所、デジタル・イノベーション研究所を設置し研究開発を行っています。
今後ともお客様のニーズを的確に把握し、首都高速道路の建設、維持管理を通して培ってきた技術を基に研鑽を積み、お客様の期待に応える品質とサービスを提供することで社会に役立つ価値を創造し、国土の豊かな未来に貢献していきたいと考えております。
皆様方のご指導ご鞭撻を心よりお願い申し上げます。
2022年7月
一般財団法人 首都高速道路技術センター
理事長 大島 健志
一般財団法人 首都高速道路技術センター
理事長 大島 健志