土木学会インフラメンテナンス総合委員会において2023年度インフラメンテナンス賞 インフラメンテナンス エキスパート賞及びインフラメンテナンス 優秀論文賞を首都高速道路技術センター職員が受賞いたしました。

 

インフラメンテナンス エキスパート賞

村野 益巳

首都高速道路の構造物点検に長年従事し、高度な専門技術が必要である鋼製橋脚や鋼床版における疲労き裂に対する調査・診断および補修方法の立案を行うとともに、職員が自ら調査・診断の現場作業ができるよう指導を行ってきた。さらに鋼床版半自動超音波探傷装置の開発・実装を通じて首都高速道路の疲労対策推進に尽力してきたことが評価されました。

 

インフラメンテナンス 優秀論文賞

「鋼床版デッキプレート・Uリブ溶接部に発生する疲労き裂に対する開口合成PAの適用」
平山繁幸(首都高速道路技術センター構造技術研究所)、加藤舜大(首都高速道路技術センター構造技術研究所)、村野益巳(首都高速道路技術センター構造技術研究所)、唐沢博一(東芝検査ソリューションズ)、児玉智也(東芝検査ソリューションズ)、白旗弘実(東京都市大学)、永井政伸(首都高速道路)

目視点検で発見できない鋼床版デッキ内在き裂やビード内在き裂を、開口合成フェーズドアレイ(PA)を用いて精度よく効率的に発見できる技術について、その概要、検証手順および探傷結果が論理的でわかりやすくまとめられており、実践研究として価値の高い論文であると評価されました。

 

引き続き、安全で安心な社会インフラが支える豊かな未来社会の創造に貢献します。